海軍

ネタ・雑記

自衛隊のエリートコースから見事に転落した話

人生何があるかなんて誰にも分からない。

 

どうも、コズです!

今回は勝手ながら身の上話でもしていこうかなと思います。

 

僕は、田舎にあるマイナーな公立大学を卒業後、自衛隊に入隊しました。

詳しく言うと、海上自衛隊幹部候補生学校というところに入ったんですよね。

自分で言うのもなんですが、自衛隊という組織のエリートコースに一瞬だけいたんです!

 

自衛隊のエリートと言えば防衛大がイメージされますが、幹部候補生学校は防大生が防大を卒業した後に入る学校です。

つまり、一般大学卒(条件を満たせば高卒でも可)で幹部候補生学校に入れば、防衛大に入らずして防衛大卒の人達と同じようなエリートコースを歩むことができるんですよ!

 

自衛官というのは、

2士・1士・士長・3曹・2曹・1曹・曹長・准尉

3尉・2尉・1尉・3佐・2佐・1佐・将補・将

の16の階級に分かれていて、その中の3尉~将が幹部と言われています。

 

幹部候補生学校に入った時点で曹長という階級になり、1年後には3尉という幹部の階級になれちゃうんです。

曹長という階級も簡単になれるものではなく、この階級にならずに定年を迎える自衛官もたくさんいます。

(もちろん曹長であっても、幹部候補生は偉そうにできる立場ではありませんが)

 

こういった組織って結構珍しいですよね。警察組織もこれに似た感じです。

 

しかし、僕は自ら退職を願い出て、この身分を捨てたのです。

それも3か月半で。

辞めなければ将来安泰だったのに・・・自分でもそう思います。

そんな愚かな男の話を、これからしていきます。

 

 

憧れ、そして努力

敬礼

272447によるPixabayからの画像

そんな僕でも、入隊前は

何としてでもここに入るんだ!

と意気込み、死に物狂いで勉強を頑張っていたんですよ。

 

 

「国を守る」という仕事

大学3年の秋になり、ぼちぼち進路を決めなきゃならなくなりました。

僕の大学は公務員志望者が多く、周りに合わせて自分も公務員試験の対策を始めました。

 

しかし、やろうと思っても全くモチベーションが上がらない。

まず、自分はなぜ公務員志望なのか?なれたとして後悔しないか?

自問自答の日々だけが続き、試験対策に手を付けられませんでした。

 

そんな中、YouTubeで海上自衛隊幹部候補生学校に関する動画を発見。

その動画で紹介される学校生活はとても大変そうでしたが、不思議と魅力的に感じました。

「え、かっこよくね・・・?」

国を守る仕事。めちゃくちゃかっこいい。

自衛隊の中でも、やはり海上が一番かっこいい。

それからすぐに学校の概要や採用情報などを調べだしました。

 

どうやら、自衛隊幹部候補生学校の採用試験は他の公務員(国家公務員や県庁など)と同じような科目で試験を受けられ、自分が今やっている試験対策で対策が可能であると判明。

「見つけたぞ・・・これだ・・・!!」

それから僕はやっと試験に本腰を入れるようになりました。

 

 

試験対策の日々

目標を決めてからは、とにかく勉強を頑張りました。

僕は元々頭がいいわけではなかったので、試験勉強はとても大変。

憲法、民法、ミクロマクロ経済、政治学、社会学、数的処理、etc・・・

どの科目も大学で学んだことがなく、0からのスタートだったので、めちゃくちゃ苦しかったです。

 

幸い僕には公務員試験仲間がいたので、励まし合いながら頑張りました。

 

結果、1次試験に何とか合格。

とても嬉しかったですが、今度は2次試験です。

 

2次試験は、身体検査・面接・小論文です。

身体検査に関しては「健康かどうか」を見るだけの健康診断みたいな感じだったのですが、問題は面接と小論文です。

 

自分は面接対策をどうしようか悩んでいたのですが、なんと幹部自衛官の方に直接面接指導をしていただけることになりました。

各都道府県に「地方協力本部」という自衛隊の事務所みたいなのがあるのですが、そこで勤務している幹部自衛官の方に熱心に面接指導をしていただきました。

これは各都道府県で実施しているみたいなので、希望すれば面接指導をしていただけるみたいですよ!

 

小論文はぶっちゃけどうすればいいのか分からなかったので、とりあえず時事問題集と防衛省が出している「防衛白書」という本を読んで対策。

(結局対策した意味はほとんどなく、試験当日に初見のテーマが出題されて絶望しました。)

 

そんなこんなで死にそうになりながら2次試験を終え、最終合格が出るまで1か月半ほど待たされました。

この1か月半がめちゃくちゃ長く感じましたね。

試験対策をしていた時よりも精神的な苦痛も大きかった印象が強く残っています。

 

そして、合格発表当日。

ホームページで確認すると、見事自分の番号が載ってありました。

自分に重くのしかかっていたもの、自分をきつく縛っていたものがなくなり、体が異常に軽く感じる現象が起きました。

 

 

素晴らしい日々

喜び

Jill WellingtonによるPixabayからの画像

最終合格し、内定が出てからの日々は本当に素晴らしいものでした。

自分の人生で一番楽しかった期間です。

 

 

研修

最終合格し、内定をもらった人は、研修を受けることができます。

自分は2回研修を受けました。

1回目は、防衛省での研修

2回目は、実際に入校する海上自衛隊幹部候補生学校の見学ができる研修

これはめちゃくちゃ楽しかったですね。

 

1回目の研修では、防衛省の建物の中で同期となる人達と顔合わせをしたり、実際に働いている先輩の話を聞いたりしました。

テレビでしか見たことがないあの防衛省の建物に入る時点で興奮しました。

まさか自分がこの建物の中に入ることになるとは思いもしなかったですからね。

 

2回目の学校見学もこれまた楽しい。

所在地は広島県江田島市というところなのですが、研修にかかる費用もタダで行ける素晴らしさ。

そこでも同期と顔を合わせ、先輩の話を聞き、入隊後の自分に思いを馳せていました。

 

2回の研修で仲良くなれた同期もでき、入隊前から連絡を取り合ったり、遊びに行ったりということもありました。

 

 

残りの大学生活

進路が決まった大学生は、あとは残りの大学生活を楽しむことのみに全力を注ぎます。

部活、バイト、遊び、イベント、飲み、卒業論文(これは楽しくないけど)・・・

 

寝る間を惜しんで飲み、寝る間を惜しんで遊びました。

卒論はギリギリセーフで単位をもらい、典型的な良くない大学生をやり切りました。

 

今でもたまに、この楽しかった期間の出来事が夢に出てきます。

 

 

入隊

入隊

272447によるPixabayからの画像

楽しかった大学生活は一瞬で終わりを迎え、ついに入隊します。

入隊当初の僕は、定年まで自衛官の職務を全うする気満々です。

 

 

3月中に入隊

大学の卒業式の2日後には、着校日(学校に到着する日)が控えていました。

早すぎる。

中には、大学の卒業式と被っていて卒業式に出られなかったという人もいました。

大学の他の同期は4月から初勤務だというのに。。

 

海上自衛隊幹部候補生学校は、4月の頭に行われる入校式を皮切りに、厳しい教育がスタートします。

入校式でも、起立、着席、敬礼等の動作をしっかりきれいに行わなければなりません。

その準備期間に1週間ちょっと設けられており、その分を前倒して3月下旬には着校しなければならないということです。

 

準備期間とはいえ、やることはたくさんありました。

基本的な学校のルールを覚え、ベッドメイクの仕方を覚え、制服のアイロンがけを覚え・・・

覚えることが次から次へと出てきて、常にいっぱいいっぱいです。

あとは、ひたすら入校式の練習をひたすら行いました。

起立、敬礼、着席を何回繰り返したか分かりません。

 

そして、この学校生活の「本番」が始まるのです・・・

 

 

凄まじい日々

本格的に学校生活における教育が始まると、その生活はすさまじいものに感じました。

 

朝、ラッパの音が鳴ると飛び起き、カーテンと窓を開けて作業着に着替えて軽く布団をたたんでグラウンドへダッシュ。

グラウンドに全員が集合するまでに、ラッパの音から3分もかからなかったはずです。

(ラッパがなる前に作業着を着てたり、窓を開けてたりするなどのズルをすると、めちゃくちゃ怒られます。それ以前に、ラッパがなる直前は微動だにせず布団の中でじっとしてなければなりません。)

 

まあこんな感じで朝が始まって、それから寝るまでダラーっとリラックスできる時間はありません。休み時間であってもです。

徐々にこの生活に慣れてきて、それと同時に少しずつ生活の激しさが和らいでいきますが、

それでもやはりしんどいものはしんどいですね。

 

正直どこまで書いていいのか分からないですので、ここはこの辺にしておきますね。

とにかく凄まじい生活が待っていました。

 

 

尊敬できる上司・同期

自分で言うのもなんですが、この海上自衛隊の幹部候補生、

なかなかの難関試験だったようです。

防衛白書のデータを見ると、採用試験の倍率は何と19倍以上思ったよりすごい。

 

そんなわけで、自分の同期はそんな難関の試験を勝ち抜けてきた一般大卒業生たちと防大卒という、かなりハイレベルな人材の集まりでした。

すると、本当に心から尊敬できる同期というのもたくさんできます。

卓越したリーダーシップがある者、体力知力がずば抜けている者、全ての作業をそつなくこなす者・・・

本当にすごい人たちの集まりです。

自分という存在が本当にちっぽけに見えてしまいます。

 

そして自分たちの上司にあたる人達も、これまたすごい人たちがズラリ。

特に、自分の直属の上司にあたる人のことは本当に尊敬していて、今でも自分の理想の上司像でもあります。

正直言って結構厳しい人でしたが、それ以上に優しさや思いやりがあり、言葉の説得力もある。

 

自分自身何度か厳しいことを言われたこともありましたが、それでも尊敬し続けられるのは、その人の芯の部分に大きな魅力があるからだと言えますね。

 

 

退職

退職

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入隊後、しばらくがむしゃらに頑張り続けていましたが、結局退職してしまうのです。

 

 

疑問

そんな激しい日々を過ごしていく中、自分の中で疑問が出てきました。

「あれ、俺これ将来幸せになれるんか?」

 

あれだけ憧れ、必死に頑張ってやっとなれた職業です。

こんな疑問を抱く自分にも疑問や嫌悪感を感じ、悶々とする日々が始まりました。

 

この仕事は確かにやりがいがあり、誇りの持てる素晴らしい職だ。

だけど、なんか違う。なんか違うな。。

日中は忙しすぎて考え事をする余裕もありませんが、1日の終わりにベッドに入ると、得体の知れない違和感、不安がいつまでも頭の中を駆け回ります。

 

このキツイ日常から逃げ出したいだけなのか。

だとしたらそれはなんてことない理由だ。他のみんなもキツイと感じているのは変わらないから。

確かにこの生活はキツいが、あと数ヶ月我慢すれば慣れてどうってこともなくなるだろう。

じゃあ、なんなんだ?

 

寝る時間を削って考えました。

というか寝られませんでした。

 

 

愚かな結論

考えに考え抜いた結果、一つの考えに至りました。

「自分に合わない。」

うーん、こうして言語化してみると実にバカバカしい理由ですね。

 

自分は、この仕事に幻想を抱きすぎてしまっていました。

華やかで魅力的な側面ばかり見て、そこに到るまでに必要な過程や犠牲というものを、全く考えていませんでした。

 

それなら、そういう側面も含めて本当に自分がやりたいこと、自分に合うことを見つけなければ。

そんな使命感から、退職を決意しました。

 

退職を決意してからの行動は、早かったです。

すぐに上司に相談したところ、案の定説得され、引き留められましたが、自分もそれに粘り強くこたえたことで、退職が決定しました。

 

 

これは正解だったのか

後悔

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この決断と行動が正しかったのかどうかは、まだ分かりません。

正直言って、僕はまだ何も成し遂げていないので、この状況がいつまでも続くようであれば確実に後悔すると思います。

 

ですがこれは、自分の今後の行動で変わってきます。

「この選択は間違っていなかった!」と後から言えるように、今できること・今するべきことに全力で取り組み、何かしらの結果を残していきます。

そのために、このブログも始めてみました。

このブログで月に何十万円も稼ぐようなことは期待していませんが、人との繋がりや価値のあるスキルなど、多くの財産を得られるように頑張っていきます!

 

以上、コズでした!

それでは。

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